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[OKC東京支部定期総会 令和5年5月19日(金)学士会館202号室 担当:佐久間副支部長、石油・精化・醗酵]
令和5年のOKC東京支部定期講演会、総会、懇親会は5月19日(金)午後5時30分から8時30分まで神田の学士会館202号室にて開催され ました。大型連休も終わり新緑の美しい季節です。17時30分から講演会、18時40分から総会、19時30分からは懇親会が開催されまし た。大阪からお越しいただいた3名のご来賓(後述)を含めて32名のご参加でした。支部会員の卒業年次別では昭和30年代7名、40年代 18名、50年代1名、60年代1名、平成2名でした。 講演会は、大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信工学専攻森勇介教授をお招きして「阪大発の結晶が拓く半導体産業」という 演題で約1時間ご講演いただきました。 講演会の後、支部定期総会を開催し出席会員数29名で池田支部長を議長として議事が進行し資料とともに提出された議案は全て承認 されました。引き続き、講演会場後方に設けられた会場において池田支部長ご挨拶の後、本日の講演者である森勇介先生により乾杯 のご発声をいただき懇親会が始まりました。懇親会は通常の立食形式で行われました。
[第1部 講演会] 講演会においては、普段聞くことのできない半導体開発の最前線について森教授から異分野の聴衆にも理解し易くお話しいただきま した。森先生のご研究は、「非線形工学結晶CsLiB6O10(CLBO)の光学特性を向上させ半導体の検査やレーザー加工に用いられる深紫外 レーザー装置の実現に貢献」ということで令和4年度全国発明表彰において「未来創造発明奨励賞」を受賞されました。IoT、AI+5Gの 分野では超先端半導体の取り合いであり国家間においてもし烈な闘いとなっている。性能の更なる高度化には深紫外レーザー光(EUV) が重要な役割を担っている。半導体のデザインを行う川上の開発と、コストを廉く量産する物づくり(川下)があり日本は川上で勢い を取り戻すことを期待できる。一方パワー半導体の分野においても森先生の研究室ではGaN(窒化ガリウム)の研究により高効率な電力 制御や変換を行う川上のテクノロジーで日本の技術復活が期待されるというお話をいただき大いに勇気づけられました。
[第2部 支部総会] 講演会に引き続き、池田支部長を議長として支部総会が行われ、表紙を含め7頁の資料に基づき報告と審議が行われました。令和 4年度のコロナ禍の中では役員のメール審議で行われたこと、二日会はオンラインでの開催、二水会は休会であったが、令和4年11月 からは通常の対面式で実施できるようになったとの報告があった。また令和5年の新年会は27名の参加があり、立食ではなくテーブル を囲んでの着席で実施された。会計報告においては、収入は収入は令和4年5月開催の支部総会(31名参加)の参加費と新年会の参加費 のみであり、工業会本部からの支部事業推進費は無かった。開催行事が少なくなっているので大きな支出も無く次年度繰越は約63万 円となった。会計報告の後、参与の福井三郎兵衛様(精密31)から監査報告が行われた。会員数については年々減少が続いており平成 28年には2287名であったが現在は2082名となっている。 役員の移動として第3グループ副支部長の後任が決まっていないので池田支部長が代行中、福井三郎兵衛参与(精密31)は顧問 に、前田幸介顧問(電子42)は参与に就任した。また第4グループでは笠井良太副支部長が退任し、後任として川西俊治氏(通信48、第4 グループ学科委員)が副支部長に就任し、第6グループにおいては、増山彦次副支部長が学科委員に、代わって若林裕治氏(環境47) が副支部長に就任した。 令和5年の事業計画及び予算案について資料に基づき説明があり、拍手により承認された。 次に、昨年の総会の時から発足した「支部運営改革会議」の活動について配布資料「年間報告書」に基づき河合 真リーダー(産機47、 第1グループ副支部長)から報告があった。運営改革会議は第1グループから河合真氏、第4グループから川西俊治氏がメンバーとな り支部の活性化を目指す活動をしている。まずは支部の活動に対する会員の希望、意見を聞くためメールにてアンケートを実施し回答 率は概ね30%であったとの報告があった。今年度も引き続き活動を行うにあたり各グループから1名のメンバーを出すことが必要と の河合リーダーの要請があった。 その他の事項として、工業会本部の総会は6月19日にセンテラスにて開催されること、会誌テクノネットの発行は2023年からは年間 1回のみとなり、4月、7月、10月、1月には会員のみがアクセスできるウェブでの配信となることが報告されて、総会は閉会された。 [第3部 懇親会] 引き続き講演会場後方にて立食形式による懇親会が始まった。池田支部長ご挨拶の後、ご講演をいただいた森勇介教授のご発声で 乾杯が行われた。熊谷先生から伝承の万歳三唱ならぬ「乾杯三唱」が行われ歓談が始まった。「乾杯三唱」とは発声者が2回「乾杯!」 と言った後、3回目で参加者全員が「 乾杯!」と唱和するものとの説明があった。途中、ご来賓の大桐伸介本部理事(機械H14)と 共創機構渉外部門𠮷田富士江様からご挨拶をいただきました。予定通り20時半に散会となりました。 (佐久間 記)