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2024年11月22日

2025新春トップセミナー(未来のがん治療)のご案内

大阪大学工業会が後援いたします、生産技術振興協会主催の2025年新春トップセミナーのご案内をさせていただきます。
是非ご予定下さい。

 

【セミナー】未来のがん治療 

      ~世界をリードする大阪・関西・日本発の医療技術~

がんは現在、私たちの身近な病気となり、二人に一人ががんを患う時代に突入したと言われています。日本国内でも、がん治療は年々進歩を遂げており、特に大阪・関西・日本発の医療技術が注目されています。本セミナーでは、がん治療の最前線で活躍する著名な専門家をお招きし、最新の医療技術や研究成果についてご講演いただきます。
がん治療の最前線では、外科療法・化学療法・放射線療法に加え、新たな免疫療法や次世代の治療法が開発され、治療の選択肢が広がっています。日夜、がん患者の生活の質を向上させるための革新的な治療法の探求が続けられています。
このセミナーでは、これらの最前線で活躍する医療のエキスパートたちが、それぞれの研究や治療法についてお話しいただきます。このセミナーで医療技術の進歩とともに、がん治療がどのように進化していくのか、未来の可能性を一緒に考えていきましょう。ご自身、ご家族の健康を大切にされる貴方様のご参加をお待ち申し上げます。
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■講演趣旨
近年、がん治療における最前線は目覚ましい進展を遂げています。従来の外科的手術、化学療法、放射線治療、重粒子療法に加え、遺伝子情報を活用した新たな治療法が次々と登場し、がん患者の治療選択肢は大きく広がりを見せています。しかしながら、こうした新しい治療法が臨床現場に実装されるまでに多くの課題があり、非常に有望ながらも、研究から臨床に至るまでの道のりで直面する障害や問題をどう乗り越えるかが重要なポイントとなっています。
講演では、最初に大阪国際がんセンターの取り組んでいる従来のがん治療療法に加え、遺伝子情報を活用した集学的治療を紹介いたします。次に遺伝子情報を活用した最先端のがん治療の現状と課題について専門家をお招きし、各分野の最新の研究成果と実践例を紹介していただきます。先端がん治療遺伝子情報を駆使した最先端の治療法や個別化医療のプレシジョンメディスンに焦点を当て、がん治療の未来を拓くために必要な知識と課題について深く掘り下げます。がん患者の命を救うために日々奮闘する医療従事者、研究者、そして患者自身にとって、これからの治療法がどのように進化し、どのように実現されるのか、共に学び、議論を深めていきたいと考えています。
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■講演概要
テーマ : 未来のがん治療
     ~世界をリードする大阪・関西・日本発の医療技術~
主 催 : 一般社団法人生産技術振興協会
共 催 : 一般社団法人日本国際メディカルサポート
日 時 : 2025年1月28日(火)16:00~18:00(開場15:30)
会 場 : シティプラザ大阪2階 燦  大阪市中央区本町橋2-31
定 員 : 200名 現地開催(オンライン放映なし)
参加費 : 3,000円(税込)
後 援  : 一般財団法人未来医療推進機構(申請中)・一般社団法人関西経済同友会
大阪商工会議所・一般社団法人大阪大学工業会・公益社団法人日本WHO協会
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以下よりお申込ください。 ※ 200名になり次第締め切ります。
https://forms.gle/eF5FdWpzVAC8HX9a7
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■プログラム

□ 開会の挨拶 16:00~16:10 一般社団法人生産技術振興協会 理事長 堀池 寛

□ 講演[1] 16:10~16:40 大阪国際がんセンターの先端がん治療
・講師 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 総長 松浦 成昭 氏
・略歴 1976年大阪大学医学部卒業
大阪大学医学部教授、大阪大学大学院医学系研究科教授を経て
2014年4月から大阪府立成人病センター総長
2016年6月10日付大阪対がん協会会長
日本病理学会評議員
日本癌学会評議員
日本炎症学会評議員
・講演内容

  大阪国際がんセンターにおける最新のがん治療の取り組みと成果についてお話しします。当センターは、がん治療の最前線であるだけでなく、従来の外科的手術、化学療法、放射線治療、重粒子療法に加え、遺伝子情報を活用した治療にも積極的に取り組んでおり、その実践的な成果は多くの患者に希望を与えています。講演では、当センターの取り組みを通じて、最新のがん治療の取り組みとともに、今回のテーマである個別化医療のプレシジョンメディスンの現状や、遺伝子医療が実際の治療現場で今後どのように活用されているのか、そしてその未来について、臨床現場の視点から貴重な情報を提供いたします。

□ 講演[2] 16:40~17:10 がん撲滅を目指した新たな免疫療法の開発
・講師 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長 中村 祐輔 氏
・略歴 1977年大阪大学医学部卒業
1994年東京大学医科学研究所教授
2005年理化学研究所ゲノム医科学研究センター長(併任)
2022年国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長

2018年 東京大学名誉教授、シカゴ大学名誉教授
2003年紫綬褒章
2021年文化功労者
・ 講演内容

  ゲノムやさまざまなオッミクス技術の進歩に伴い、多種多様な病態や薬剤の応答における免疫細胞の変化を詳細に追跡することができるようになり、種々の薬剤による重症の薬疹や肝傷害や自己免疫疾患の原因が明らかになってきた。また、がん治療においては、がん組織内や全身の免疫環境が、がん免疫療法だけでなく、抗がん剤・分子標的薬・放射線治療の反応性においても重要であることがわかってきた。患者の体内でがん細胞を攻撃する免疫力を高める新たな免疫療法の開発が進んでいる。がん患者で起こっている複雑な免疫反応を紐解きながら、新しいがん特異的免疫療法の開発について紹介したい。

□ 休憩 17:10~17:20

□ 講演[3] 17:20~17:50

       がん治療の革新-イレッサから始まる次世代治療の展望(仮)
・講師 近畿大学病院 がんセンター センター長 中川 和彦 氏
・略歴 1983年熊本大学医学部卒業
    熊本大学医学部附属病院、国立がんセンター、Medicine Branch、
    NCI、NIHなどを経て、
2007年近畿大学内科学腫瘍内科部門教授
現在 近畿大学附属病院がんセンター長
認定NPO法人西日本がん研究機構(WJOG)理事長
・講演内容

  がん治療は、これまでの標準治療に加え、分子標的薬や免疫療法など、新しい アプローチが次々に登場しています。中でも、肺癌治療における分子標的薬「イレッサ」の登場は、がん治療の転換点となりました。イレッサは、EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子の異常を持つ肺癌に対し、画期的な効果を示しました。この治療法は、従来の化学療法とは異なり、がん細胞の特定の分子をターゲットにすることで、副作用を抑え、より効果的な治療が可能となりました。本講演では、イレッサがもたらした治療の革新を振り返りつつ、現在の分子標的治療の進展とその課題を解説します。また、次世代のがん治療として注目される免疫療法や、遺伝子編集技術、さらには個別化医療の未来像についても触れ、今後のがん治療の可能性と展望を示します。がん患者に対する治療選択肢が広がる中で、治療法の選択と患者一人ひとりに最適な治療を提供するためのアプローチの重要性のお話をさせていただきます。

□閉会の挨拶 17:50~18:00
        サラヤ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人生産技術振興協会 常務理事 更家 悠介

【2025新春トップセミナー事務局】
一般社団法人生産技術振興協会
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所ビル5階
メール:info-seisan@joy.ocn.ne.jp
TEL: 06-6944-0604 FAX: 06-6944-0605